私は子供の頃から気になった土を食べます。
農家だった祖父から教わりました。
人に知られると恥ずかしいので、ずっと黙っていました。
その後、新政の田んぼの土や勿論、やまね酒造の田んぼの土を食べて土の状態を確認してきました。
今日、熊谷の陸羽132号の田んぼの土を食べたらかなり衝撃を受けました。
程よく甘く、滑らかで、ミネラルを感じられました。
本当に美味しかった。
秩父蒸留所(イチローズモルトウイスキー )のウイスキー樽熟成(保管場所)の土も食べましたが、あそこの土はとても美味しかった。
現在、この写真の田んぼを大学院の研究チームに土壌微生物量の測定をしてもらっているので、数字上でも何か興味深い結果を得られるかも知れません。
新政酒造時代では原料処理を任されていましたが、白米水分などの数字だけを鵜呑みにせずに毎回、生米を食べてお米と会話をして浸漬時間を決めていました。
同じ品種のお米でも農家さんやお米の生育地域によって例えば白米の吸水具合は大きく変わってきます。
定量的な見方だけでなく、私は定性的な部分を特に大事にしていきたいといつも心がけています。